走る緊張感

気付いた瞬間　ピンと伸びる背中
こちらの出方をうかがう視線

いつもの場所から

その表情を見れば　分かるよ

覚えていてくれたってこと

あれきりの出会い

一度だけ振り返って　すぐに行ってしまった君を

新しくなった神社で　もう見ることはない

どこかで元気にやってるかな。

外の世界へと

おっかなびっくり

けど　ちょっと　わくわく。

目指す先は

再び前を向いて
まっすぐに目指す未来は　どっち？

冬を招く雨に

続く雨。

このまま冬になりそうだね。

晴れ渡る青空　今度はいつ　見られるかな。

何か言いたげな瞳

おなかが減ってるの？
それとも　どいてほしいのかな。

御用の方は、猫番まで。

曲者家に入れぬよう
しっかり　猫番お務めします。　

お昼寝の途中に

そっと近づいたつもりだけど　
シャッターの音で起こしちゃったね。
もう行くから　もう一度おやすみ。

みんなのいない日曜日

いつもの騒がしさが　なんだか恋しい。

ひとりの背中

ひとりのんびりと過ごす　その背中に

なぜか感じる　ちょっとの寂しさ

思惑をよそに

やっぱり　ペットポトルって

意味ないよねぇ。

トタン屋根を鳴らして

大好きな人の声が聞こえたところまで

一目散にかけてゆく

思いのままに

穏やかな島の猫たち。
好きなだけ寝たら、また少し動き出す。
次はごはんでも食べようか。

豊かなる表情

あくびの直前　なんとも言えぬ顔になる

そして　もう一匹　これまた　なんとも言えぬ顔

色々な顔を見せてくれるのも、猫の魅力のひとつなのです。

こんな日は

一段と人通りの少なくなる日曜日。

こんな日は　いつもに増して　

気ままにゴロゴロしたくなる。

午後３時のこと

考え事か、うたたねか、見えぬ表情
耳だけこちらに向けて　知らんぷり
あくまで自分主体なのです

テリトリー

一定の距離をとりながら

近づいたり　離れたり

バイバイしたら　それ以上近づいてはこなかった

願うことは

人はまばらな小さな神社。

今日何人目かのあの人の、願いがかないますように。

ただならぬフィット感

自転車のかごからかごへ

一番いいフィット感を探して。

冬へ向かう空に

秋晴れの中にも　風を冷たく感じるようになった

閉じた瞳に浮かぶのは

今日のごはんのことかな